富士フイルムRIファーマ株式会社
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本研究拠点における研究内容 |
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治療用のラジオアイソトープ(RI)で標識した抗体を用いた癌の治療は、Radio-immunotherapy(RIT)と呼ばれています。抗体を介してRIを特異的に腫瘍細胞に集積させ、腫瘍細胞を放射線で殺傷することにより、従来の抗体医薬とは異なるメカニズムで癌を治療することが可能となります。 また、診断用のRIで標識した抗体を用いた癌のイメージングは、癌の転移や再発をより高い精度で検出するものと期待されています。 本プロジェクトにおいて、弊社は、独自のRI標識技術、評価システムを用いて、高純度で高活性のRI標識抗体を作製し、画期的な癌の治療薬とイメージング剤の獲得を目指しています。 |
協働研究機関について |
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弊社は、放射性医薬品専業の製薬企業であり、放射性医薬品の研究、開発から、製造、販売までを一貫して行っています。1968年に第一製薬、第一化学と米国マリンクロット社の合弁会社「第一ラジオアイソトープ研究所」として創業しました。その後、2006年に第一製薬から富士フイルムへの全株式譲渡に伴って富士フイルムグループの一員となり、2007年に社名を「富士フイルムRIファーマ」に変更しました。 弊社は、平成21年度から本プロジェクトに参画し、「抗体を利用した癌のRIイメージング研究と治療薬開発」を目標に、富士フイルムグループ(富士フイルムおよびペルセウスプロテオミクス)と協同して研究を進めています。 |